僕は人にナメられることが多い。
それもそのはず、
- 中小企業勤め
- 役職はあるけどほぼ平社員
- 頭は別にキレる方じゃない
- 中肉中背170センチ弱
- 顔がシケてる
- 声も小さい
- 活舌も良くない
書いてて悲しくなってくるな。
だからもちろん人にいきなり高圧的にいくことなんてしない。元々そんな欲求もないけど、
でもなかにはいるじゃないですか。会社の年上とかお客さんとか目上の立場の人とか友達の友達とか、
ま~~~~~~~~じでムカつくヤツ。
なんでムカつくかっていうと、大抵そういう人って僕の事をナメてかかってるんですよね。
というわけで、今回のテーマは「ナメられないようになるには」です。
誰にでもあてはめて使えるように、個人の体験談から書くのではなく主に日頃からみているメンタリストDaiGoさんのユーチューブで得た知識と、「アサーション入門」という本を読んで得た知識で、日頃の生活、仕事に応用できるように考えてみました。
ナメられがちな方はぜひ参考にしてください。
日頃のストレスのせいか大ボリュームになってしまいましたが、どれも科学に基づいた役立つ物だと思いますので是非。目次から気になるところだけ読んでもらえたらと思います。

誰より、明日の僕のために書きます。
記事の最後に参考にした動画や本を載せますので、そちらもぜひご覧ください。
ナメられないようにする目的3つ
一応、おさえておこう。
目的①対等に話せるようにする:仕事で交渉する際には大事なこと。
目的②なめられてると不利益を被ることが多いから:
余計な手間、体力、時間を使わないようにしたい。
声でかくていきなりすごい勢いでまくし立ててくる人、大抵言ったもん勝ちみたいになるからな。
目的③シンプルにむかつくから:ストレスがたまる!!
これです。別に誰かを攻撃したいわけじゃない。失礼なやつを良い気にさせたくないだけです。
対象とする人々
今回は僕が主に苦手とする人々を仮想の敵として考えていく。
・職場の目上の人
・取引先の失礼な人々
・僕がキャパオーバーなのを知りながら仕事を押し付けてくる上司先輩
こんな想定です。
STEP①自分がどのように見られているか考える
まず「僕はどうしてナメられるのか」というところからです。

自分は人からどう見られてるんだろう…
簡単にいうと「こいつより俺は上だから、コントロールできるだろう」とナメられているからだろう。第一印象は見た目や声で決まる。
優勢のスタートは切れずとも、劣勢にはならないようにしていこう。
- ジャストサイズの服を選ぶ→できる人感を演出
- 清潔感を出す→できる人感を演出
- 猫背はやめて胸を張る→できる人感を演出。筋トレなどすると自己肯定感もあがり尚良し。
- 髪型は短髪の横分け→てきぱきした印象になるらしい
- 朝に活舌と発声の練習→はきはきと話せるように
- 声はワントーン低くする→自信があるような印象を与える
これが見た目や外見の話。
あと一度自分のスーツ姿を鏡で見てみた方がいいかもなと思いました。
そして背格好が似た芸能人とかモデルとかを見て、この人みたいになりたいなと思ったら、服装・髪型をマネキン買いして真似すること。
「身長●●センチ 男 芸能人」とかでググって似た人を探して、自分の見た目・キャラクター・性格に似つつも説得力がある人をベンチマークにする。
ちなみに、キャラは変につくらず、素の自分に近い方がいいらしい。
自分の脳のリソースが嘘をつく方に30%~40%ほどもってかれてしまうから交渉にまで気が回らなくなるらしいです。
STEP②過去の失敗パターンを記憶して、事前に返し技を準備しておく
自分がナメられて悔しい思いをした時はどんな時だっただろうか。
日記に書いてすっきりしつつ、対策を打つために忘れないようにしておきたい。
結局準備と日頃の訓練がものを言うはず。
対策や、話をする時に自分が取るスタンス、「困ったらこれを言っておけばいい」みたいな文言を決めておく。パッと出るように!
仕事の商談で交渉が発生した場合、
- 相手が自分に言ってくる
- 要求をしてくるであろう最悪のパターンを想定してそれを書き出す
- その時の切り替えしの言葉を同時に準備しておく
- 相手が自分の要求を呑んでくれたとして、大抵それだけでは終わらない。「それはこちらで了承するから、その代わりにこうしてくれませんか?」と向こうもこちらに要求してくることがある。 むしろそっちの方が面倒な要求なこともある。
「ここ突っ込まれたら困るな」ってところを想定して準備しておくクセをつけておくようにしよう。
STEP③常日頃から相手に自分をナメられないくくする印象を与えていく
DaiGoさんの動画を色々見て、自分なりにまとめると、習得すべきことは、
- 即答:即答できる人は頭がいい印象・カリスマ性がある印象を人に与える。
- 傾聴:相手の話に興味を持って聞く。興味がなくても自分なりに「なんでこの人はこういうことを言ってるんだろう」とか別の角度から自分で考察するなどして、興味がある風を装う。そうすることで相手は自分に好印象をいだいて協力的になる。
- 共感能力:相手が何を考えているか相手の立場で考える。つまり自分のことのように感じる能力。その人目線で動くことで、人がどう次に動くか予測して対策できる。
- 発言の内容:基本的には協調性が大事だが、たまに野心的なことをいう。一目おかれるようになる。
- 持っている知識をすぐ引き出せるようにする:相手の知識を上回るような知識をぶっこむ(結局準備が物を言うんですね!)即答するためにもオーディオブックで知識を頭につめこんで文章まるごと覚えて、しゃべれるようにするのをDaiGoさんはオススメしていました。
この取り組みを日頃から強化していこうと思います。
お客さんに情報提供してマウントとれるように情報収集をテーマにまた次回、考えてみる。
よくあるシチュエーション①僕がやらなくてもいい仕事を押し付けられる
僕が毎日定時で帰ってたらこんな頼み事されるのなんて別になんともないんですけど、僕は普段から残業時間60時間がデフォなんで、たまったもんじゃない。

ああ、ショリーいるじゃん。ちょうどよかった。この仕事、今日中にやっておいてよ!

はい。わかりました(わざわざ残業ばっかりしてる俺に頼むことじゃないだろ…)
こんな時使う武器は「即答」と「アサーション」。
アサーションとは「相手の意見も尊重しながら、自分の意見を主張すること」です。
これが営業や社内でのコミュニケーションで一番大事ではないかと思う。
頼み事をされた時はまず「即答」。もごもご断り文句を言ったら、「はっきり言えや!」みたいに思われるので。
受けるか受けないか、ルール決めをしておくと即答しやすくなる。5分程度で終わる頼み事なら即答で「受ける」とか、2時間かかる仕事とか大きな自己犠牲を伴うギブはNGとか、ルール決めをあらかじめする。
もしくは、何か無茶ぶりがきそうな気配を感じたら、それらしい嘘の予定をあらかじめ準備しておく。僕は朝の時点で「今日変な頼み事されたら自分の仕事に影響が出るな」と思ったら、嘘の外出予定を立てて「お客さんのところに行くから今日はあまり時間がないです」とパッと即答できるようにしています。
でも毎回こんな感じで上司の仕事を断っていたら、印象が悪いかもしれないので、そこで発動するのが「アサーション」。もう一度ざっくりした意味をご説明すると、「相手の意見も尊重しながら、自分の意見を主張すること」。元々は引っ込み思案の人たちのために作られた技法らしいです。
「相手のことも理解したい。でも自分のことも理解してもらえませんか?」と動く。
お願いごとをされたらそのままその仕事を受けることにするか、
「自分の仕事にも追われているので迷っています」と率直に伝えてしまうとか。
「お手伝いしたいけどこれがあるから難しいかもしれない」とか理解しあおうとするスタンスを取ろう。そうしたら、無理くり頼んでくる人はあまりいないだろう。
仮に無理くり頼まれたらもうしょうがないと割り切ろう(許さないけど)。
ちなみに人は「1歩2歩譲歩すると、相手はもっと譲歩する傾向がある」らしい。
なので、仕事を頼まれ時にこの技を使うとすると、
「全部は無理だけど、一部ならできる。しかも期日も希望されている納期よりももっと早くできる。」と譲歩しまくったら、
相手は「ありがとう。でも今回は他の人にお願いしようかな」となるかもしれませんね。
よくあるシチュエーション②他人から高圧的な態度を受ける
今、輸入品が高いため、日本は値上げに動く企業が多い。
例えばそんな商品の値上げ交渉での一幕。

この値段で今後販売をしたいということですね。じゃあ他の会社がこれより安い値段で見積を出して来たら、もう他社に切り替えても文句言わないでよね?

いや、そんな言い方されても、ずっと利益をけずってギリギリの値段で頑張って販売してた弊社の都合もわかってくださいよ…(なんでそんな言い方してくるの?)
お客さんで、かつ年上でわからずやみたいな人って、本当に扱いづらいですよね。
大抵無茶いってくるし、こっちが正論言ったら言ったで喧嘩になるし。
そんな時使う武器はこちら「即答」「アサーション」「私メッセージ」「具体例を出しまくる」「極論ぶつけ」「BYAF」。この6つ。
1つ目「即答」。相手は相手自身がいったことについて、自分の過ちに気づいても直せなくなる。相手の誤った主張が定着する前に即答してそれを潰す。
2つ目「アサーション」。また出ました。アサーション入門を読んだところ、こんな文章があり、このスタンスが大事だと思った。
「自分をうまく表現する」には、自分を「主張する」だけではなく、主張する前に客観的な事実としてどんなことが起こっているかを相手と確かめ、共有するチャンスをつくる必要があるでしょう。共通基盤を確かめてから、希望や要求を述べると、解決の糸口が見つけやすくなるでしょう。
—『アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)』平木典子著
https://a.co/cuCULrn
客観的な事実を並べる。前提となる共通基盤をお互いにすり合わせて、同じ検討材料を持った状態から、お互いの目標に向かって解決策を見つける。
はっきりと会話の中で「貴社の状況も知りたいので、整理したいのですが、よろしいですか?」と切り出す。そうでないと「共通基盤を作る」というゴールに向かって相手の頭が向かないので、モヤモヤしたまま会話が続いてしまう。
自分が置かれた状況と相手が置かれた状況、それぞれの立場からみた景色がどんなものか、分かり合うことが必要。その前提のズレがある内は交渉は妥結しない。
その共通基盤を作るときに使う武器が「私メッセージ」。「私メッセージ」の逆は「あなたメッセージ」。具体例を出すと、「どうして(あなたは)そんなことをしたの?」と質問をすると、相手を攻めるニュアンスが入る。目上の相手にはかっこつけさせてあげないといけない。
ゆえに聞き方にも気を配ろう。「私は理由やいきさつを知りたいのですが…」など枕詞をつけてマイルドに聞こう。怒りたい気持ちをグッと我慢!
そうやって歩み寄ろうとしても、歩み寄ろうとしてくれない人に対しては、「極論ぶつけ」。
相手の意見の方向性と同じ極論をぶつけていく。こうすることで相手は30%の確率で意見を変えるらしい。
例えばこの例でいうと

じゃあ仮に弊社から他社の商品になったとして、そこの会社も値上げの相談をしてきたらまた、御社は同じように他の会社に仕事を出すんですね?

逆に弊社の商品が他社商品に切り替わった場合、弊社がもっといい商品を作ったとしても
今後〇〇さんをはじめ、御社としては、弊社からは購入されないということで良いですよね?
など極論ぶつけていく。そしたら30%の割合で

いやそれは極端だけどさ…
と意見を変える。
色々な極論や事例など「具体例(ケーススタディ)」を出せば出すほど、相手は意見を変えやすいということが実験でわかっているらしいです。
割合としては9割位の多さで具体例を出すと効果的らしいです。
相手が態度を丸めてきたら、相手がこっちの意見に変えてくれやすくするために、かっこつけさせてあげるようにする。そのためにこちらはやわらかい態度かつ、断定的な発言は控えて、ぼかした表現でいく。
商談の最後のとどめの武器は「BYAF」。「But You Are Free.=しかしあなたの自由です」と相手に判断をゆだねる。
相手の自由を尊重すると、了承をもらいやすくなるらしいです。
前提として、「私はこうすべきだと思います」や「こちらの商品の方がいいと思います」と方向性をしぼって迷わないようにしてあげるのが前提、その上で最後にBYAFです。
具体例を言うと、Amazonのサイトに出てくる。「在庫は〇個。ご注文はお早めに」のようなことです。
目上や年上の人に「しかしあなたの自由です」というと上から目線な感じがするので、「私はこう思います。もちろん決めるのはお客様ですので、ご検討お願い致します。」などの言い回しを作っておこう。
また冒頭の「相手との共通基盤を作る」。これが大事なので、そのためにも常日頃からの連絡ややり取りから相手と仲良く成っておくことを気を付ける。自分の会社が相手の会社のために頑張っていること、協力していることを感じてもらうようにしよう。
恩着せがましくなってもいけないが、言わないとわかってもらえないこともある。
よくあるシチュエーション③本人は冗談のつもりかもしれないが、品もないし笑えない、なんならムカつく
笑えないし耳障りだし聞いて不愉快な冗談言うやつって本当にタチ悪いですよね。
本人に悪気がないのもまた腹立つ。注意しづらいし。特に先輩とかだと。
冗談言うのも免許制にしてほしいわ!!

アハハ!お前何言ってんだよ笑 お前の家の猫〇すぞ(笑)


ショリー
マジで言って冗談と悪い冗談があるだろ
ちなみに本当にこれ言ってきた人いるんですよね…。
信じられますか?大人ですよ?僕の家族なのに。言ってる本人は冗談のつもりで言ってるのはわかる。でも許せない。ヘラヘラして流してしまった自分も情けないなと思った…。
相手に放つ第一声を「即答」できるように準備しておこう。僕が色々考えた結果、これになりました。

それ、「ヤバい」ですよ。
「ヤバい」という汎用性のある言葉。汎用性が高いから、あらゆるパターンのまず第一声としてすぐに返せる。
ちょっと間をおいていったり、声色を本気な感じで言うことで相手は少し想定外だから慌てるはず。「え?何がヤバいの?」と。
それをまず第一声を放って、その間に相手の顔色を見ながら、後に続ける言葉を考えておくようにする。
「じゃあ僕があなたの家族に対して同じ発言をしても怒りませんよね?」
など「そっちがその気になら、こちらも同じスタンスで対処します」という趣旨のオウム返しをすれば、大抵意味は通る気がする。そして大抵空気は凍ります。凍らせときゃいいです。
まとめ
上記のようなものをベースに、日ごろから訓練・準備をしていこうと思います。
このようなテクニックを少しずつ商談準備の時に取り入れてから商談に臨むのですが、商談準備の大切さを痛感しますね。
日頃の効率化ができる業務はどんどん効率化して、このような対人のコミュニケーションの準備に時間を充てる努力をしないといけないと感じました。
最後に、今回の記事を作るにあたって、見た・読んだ動画と本を置いておきます。
参考になるものばかりでした。DaiGoさんの動画は科学・論文に基づいてるから説得力があって面白いですよね。
読んでいただきありがとうございました。
高圧的な態度の人・モラルがない人に負けないで生きていきましょう。
●↓参考にした本
『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』メンタリスト DaiGo著
『アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 』平木典子著
●↓参考にした動画
タダ者ではない人に見える【一目置かれる話し方の特徴】
https://youtu.be/39tYrsi0NtI
職場になじめる話し方、なじめない話し方
https://youtu.be/WyEINt2X1sk
モテる上に給料上がる5つのしゃべり方のポイントとは?
https://youtu.be/X3bqLK5SgxE
【髪型のどこで】あなたの印象は決まっているか
https://youtu.be/KXK6DzicMgs
好印象を作る6つの行動
https://youtu.be/tVPhiR4bVyg
何を言っても聞かない人への対処法
https://youtu.be/PzvanykamnU
たった一言で2倍のYESを引き出す【BYAFテクニック】
https://youtu.be/LKacs2OLdDs
ロンドン大学の脳神経科学的「説得術」~相手の脳にYESを刻み込む方法
https://youtu.be/-_myAMZhZlg
優しくして舐められる人、舐められない人の違いとは
https://youtu.be/7WZzdgwlans
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